浄土真宗の真実信心

浄土真宗の真実信心を求めて
〜そして巡り会った親鸞会〜

このページでは、当サイトに寄せられた体験談を掲載しています。

ここでは、親鸞会会員の方から頂いた体験記を紹介しています。

 

「一向専念よ!」と母は遺言した

 今は亡き、母のことが思い出されます。

 母は、高森顕徹先生のご法話ビデオを聴聞するとき、ド真剣そのもので、一座一座のご縁を大切に求めていました。どんなにつらいときでも、一度も勤行を欠かしたことはなく、親鸞聖人のアニメーションも、テープが擦り切れるほど見ていました。第1部最後の場面を何度も繰り返し、徹夜で見たこともあります。

 火中突破の覚悟にどうしたらなれるのか。
『一向専念無量寿仏』の身にどうしたらなれるのか。

 苦しんでいた母がある日、
「阿弥陀仏の本願を喜ぶ身にさせていただいた」と。
 本当に不思議、不思議としかいえない不思議な出来事でした。

 私が親鸞会のご法話に参詣させていただく際には、いつも、
「聴聞する目的を忘れてはなりませんよ。我が身の後生の一大事、解決のためですよ。外の事を考えていてはだめよ。高森顕徹先生の仰有ることを一言も聞き漏らさないようにね。真剣に、真剣に聴聞させていただくのよ」
と言い、最後には必ず、
「車の運転には気をつけてね」
と、押し出してくれました。

 また、『歎異鈔』第一章を繰り返しそらんじ、「このとおりなのよ、弥陀の誓願まことなのよ」と毎日教えてくれました。「" あきらめるな、あきらめるな、安楽イスに座ったらいけん"と言ってくれたから、このご縁にあわせていただけた。あなたのおかげよ」
「救われたら楽しいのよ。極楽をチョウチョウになって飛んでいるようなのよ」
「看病で疲れているでしょう。横になって休んでいなさい。風邪を引かないように、毛布をかけて」
と、自身のことよりも私のことを案じてくれるのでした。

 いつも、和顔愛語に徹していた母の優しい笑顔が、心に焼きついて離れず、私も見習わなければならないと強く反省させられます。

 教えてもらいたいことが、山ほどありました。
 しかし、無常は、いや応なしに迫っていたのです。

「阿弥陀仏の本願まことだから、三願転入のみ教えまことだから、早くそのとおりに進ませてもらいなさいよ。どんなことがあっても、仏法から、高森顕徹先生から、離れてはなりませんよ。これ一つ!一向専念よ!」
と遺言を残し、母は帰らぬ人となりました。

 私は母がただの人とは思えません。疑い深く、流転輪廻を続ける私を哀れにおぼしめした仏さまが、母となって私を人間界に生んでくださり、これでもまだ疑うか、と弥陀の本願まことを眼前で見せてくださったのではないか、と。

 母の遺言をゆめ忘れず、一刻も早く出世の本懐を遂げられるよう、聞法させて頂きます。

 


もくじ

はじめに
墓石に刻まれた言葉
父の求道と「宝の玉」
「信」の話を求めて訪ね歩き
姉の信仰と死(1)
姉の信仰と死(2)
そして父にも病魔が襲う
寺の法話に参詣するものの
高森顕徹先生との出会い
親鸞聖人のお言葉